2017年1月16日月曜日

鷲掴み ~2stオイルポンプのオーバーホール~


ちょくちょく依頼があるヤマハ2stオイルポンプO/H

今回も漏れがあるということで修理依頼頂きました。


はい、いつものシリンダー尻栓チェックです。

漏れがあったのは右側。

やっぱり尻栓がユルユル。左に比べて尻栓が手前に来てます。

年式によって尻栓の材質が異なるようです。必ずユルユルなのはゴム製の尻栓。

左のOK品のは金属の栓でした。(ただ金属製でも緩いヤツあります)

訂正:金属だと思ってたのは固い接着剤だったようです。ゴム栓の上から樹脂で固めていたようですが、今回のは樹脂がなくなってました。一度分解された時に無くなったのか??

しかし、


今回の主原因は、こっち。

オイルシール摺動部にキズがあり、ここから外部漏れしてました。


さて、なぜこんなところにキズがつくのか。

このダイヤル付きのオイルポンプは、シリンダーの一部がポンプ本体の外に出ているために軸端に錆が発生します。


そのため、ポンプを分解しようとしたとき、シリンダーが本体から抜けなくなるんです。

抜く前に錆を除去しておけば、すんなりと抜けるのですが・・・

抜けないからって、何も考えないでプライヤーで摘まんで無理矢理引っこ抜こうとすると、重要な部分にキズが。。。

ちょうど飛び出てて、摘まめるのがここだけなので、気持ちがわからないわけではないですがーダメですよ。


ということで、今回は前任者のダメな作業による人災でした。


部品取りから良さげなシリンダーを研磨修正して組換えです。


ポンプ本体も合面と油通路をクリーニングして


もちろんオイルシールはヤマハ純正部品に入替え。


組み上げた後は、最小クリアランスを調整し、作動チェックとリークチェックを実施してお渡しです。


同時にオイルタンクの漏れ修理もご依頼です。


点検窓が硬化して割れていました。

こちらはメーカー新品ありました。


窓を外したついでにタンク内部を洗浄しておきましょう。


滅多に外す部品じゃないのでね。


こちらもオイルを入れて昼夜2日間放置して、リークチェックしておきました。

もちろん漏れなしOKです!

ご依頼ありがとうございました!!!


ヤマハ2stオイルポンプのオーバーホール致します。

通常のシール交換のみの作業は、ポンプ単品持込みで 7000円(シール代込み、税別)

今回のように部品入替えが必要な場合は、程度により別途+αとなります。

※あまりにも程度の酷いものはオーバーホール不可となります。
事前に写真等で確認が必要です。


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