2019年3月10日日曜日

YAMAHA MX125 再生5


よくシリンダーが外れたなってくらいのピストンと


クランクのサビサビ具合


ゴシゴシして錆を落としてここまで綺麗になりました。
ごく浅い表面のみ錆で、ジャーナル軸にダメージがなかったのは幸いでした。


しかし、コンロッド大端にガタが確認されたので、分解しますと


クランクピン、コンロッド大端内径に摩耗があり、大端ベアリングもゲージが摩耗してニードルピンがバラバラと落ちてきました。


コンロッド、クランクピン、ベアリングと全て新品に交換します。
未だにヤマハ純正部品があって助かります。

今回は、コンロッド、ピンにWPC+モリショットを施工しました。
コンロッドの大小端が変色しているのは、そのためです。
耐久性、ローフリクション、初期馴染み性向上と、レーサーにはうってつけの表面処理です!
もちろん、公道走行車両でもね。



プレスで組み上げ、


振れ取りしてクランク組立て完了です。

そうしている後ろでは、


超音波洗浄機でケースを洗浄し、


塗って


オーブンレンジでチンして焼き付け

お弁当など温めたいお客様は、ご遠慮なくお申し付けください。
ちょっと塗料臭くなりますが、それはサービスです♪




2019年3月8日金曜日

YAMAHA MX125 再生4


なんだか海外のカスタムバイクでありそうな感じ


部品取りエンジンを治具にして、朽ちて無くなっていたエンジンステーの再生とクラックの入っていたシートレールも溶接補修して、フレームは塗装を残すのみ。


オリジナルのリアホイール


アルミスプロケットで軽くて良いのですが、もう摩耗限度です。
新品交換したいところですが、もちろん欠品。


このオフセットのおかげで、社外品もヒットせず。
フラットなスプロケット+スペーサー の対応が手っ取り早いですが、


ハブ側のボスが割れてたり・・


ネジ山が飛んだりして、M8からM10に補修されていたり。
元のM8では、モトクロス走行に耐えられなかったのかと。

ハブも入れ替えましょう。

ですが、オリジナルのハブは中古でもあまり出回っていないうえに、あっても超高額びっくりプライス。
どうしたものかと、近い車種のパーツカタログとにらめっこしていたら、見つけました。


DT125(2N0)のハブ (右)


DT125のスプロケットはフラットタイプで、リプレス品も安く出回っています。
スプロケットボルトもM10となるので、ボルトが飛ぶことはないでしょう。

ただ、スプロケットの取付け位置が少々異なるので、



追加工してバッチリ同じ位置へ。


リムやハブも腐食を落とし、


ハブはブラックで塗装して足元を引き締めましょう。

このようなレストア作業は、部品探しや、つじつま合わせと、実に見えないところの苦労が多いのです。


時給換算すると、、泣けてきますね。。



2019年3月3日日曜日

YAMAHA MX125 再生3


不法投棄 反対!

ではなくて、
オーナー様がナイスタイミングで、部品取りのMX125を見つけてきてくれました!


チャンバーも


エンジンも


エアクリーナーボックスまである!


フレームも朽ちてるところがあるけど、変な加工はされていないのでオッケー!

これで一気に進められます!!!



2019年2月21日木曜日

YAMAHA MX125 再生2


MX125のエンジンをばらして確認していきます。
見た目からして、かなり長期の放置プレイをされていた様子が伺えますが、、


シリンダーはあっさり抜けてピストンがこんにちは。
おや、MX125は一本リングでスカートも短いピストンのはずですが、
どっかで見たピストンが入ってます。



右が外したピストン
左がAT2(AT125)のピストン

AT2のをスカートをカットして流用していました。
1本リングから2本リングにして、ピークパワーよりも耐久性を重視したセットにしたんでしょう。


エンジン横へ移って、ジェネレーターの確認。
当時モノのインナーローター
当時モノにこだわらず、ここは現代ものに変更します。
何でもかんでも当時モノにこだわるのも良いですが、レースで走れないのはバカバカしいのでね。


ローターを外すとサビドロの中からリップが飛び出したオイルシールが。
これはでは2次エアを吸って、まともに走れなかったでしょう。


反対側に移って、クラッチ。。。


。。。
ダメ!交換!!

ここまでサビがまわってると、ケース内のミッションが心配ですが、


クランクケースを割ってみると、あら、悪くなさそう。


シャフトに焼けた跡がみられますが、歯当りも悪くなく、再利用できそうです。 


クランクも外しましたが、左右ジャーナルベアリングがクランクにくっついてきました。
本来、ここはケースに圧入されていて、分解時もケース側に残ります。

ケース側が摩耗して、はめ合いが緩くなっていました。
ケースを変えるのか、溶射して内径を縮めるのか、、、
悩ましいところです。


クランクを分解して確認。
ピン、コンロッド大端内径、大端ベアリングともに摩耗、破損がみられます。
ここらはヤマハからまだ部品が出るので心配なし。
  

オイルが入っていれば錆びない!

そんなことはないです。
ばっちり錆びます。

雨天やマディを走った後は、ミッションオイルを交換しておいた方が良いですよ。

さてと、各部品を洗いながら、部品探しの旅に出ましょうか。



2019年2月17日日曜日

YAMAHA MX125 再生


大先輩のところで眠っていたYAMAHA MX125を引き揚げました。




車両の形にはなっていましたが、欠品や修正加工された部分も多い。。
そっと庭に埋めようかと思っていたところ、遊びに来ていたお客様が大そうお気に召して再生することに。

まずは外装をキレイにしてもらい、気分(アコモの)を高めましょう!
ということで、



頑張りました!!!

ウソです。。今回はアオゾラワークスさんにお願いしました。
MX125オリジナルのシルバーにレッドの配色のまま、フレイムスやロゴのカスタマイズしていただきました。

こんなにカッコよく綺麗にされたら、車体やエンジンもキレイにしなきゃいけないじゃないか。。


プレッシャーです。。。