SR500のエンジン修理を始めます。
症状としては、エンジン稼働中に突然ストップ。
その後、再始動できなかったようです。
今回のは灯篭エンジンではなく、見た目は比較的きれいなほう。
早くも原因判明です。
ギヤ プライマリードライブを締上げているナットが緩んでました。
そのナットが飛び出し、ケースカバーに接触し、
プレートがカムチェーンに噛みこみクランクがロックされてストール。
クランク軸端のネジ山が1/3無くなってます。
あぁ。。高い500のクランクがぁぁ。。
さて、なぜこのナットが緩んだのかです。
スプロケットを締上げている構成部品
外した順番、向きはついていたままの状態で置いています。
左からカラー、コニカルワッシャー、ナット
。。。
はい。賢明な読者の皆さまはもう解りましたね。
コニカルワッシャーの向きが逆です。
凸をナット側に組むのが正解です。
逆に組まれていた証拠もワッシャーにくっきり残ってます。
これではいくらトルク管理しても必要な軸力が発生しません。
このエンジン、過去に分解された形跡がありました。
おそらくその時に逆組みされたのでしょう。
コニカルワッシャー メーカー小売価格90円
たった90円のワッシャー1枚でエンジンがパァ。
恐ろしや恐ろしや。。。
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