90円のコニカルワッシャー逆組みでロックしたエンジン
スプロケットはキーがあるため位相はズレなかったものの、バルブタイミングのズレが起こりピストンとバルブがキスした可能性も大いにあり得る。
恐る恐るヘッドを外してみると
お!当たってない!?
おおお。。。これはイケマセン。オイルがイカスミのようです。
いいタイミングでロックしたのか。不幸中の幸い。
それにしても凄いカーボンの量。
相当、下が濃かったようです。
EXバルブシートの当り面にもびっしりとカーボン。
もしかしたら圧縮漏れもあったかもしれませんね。
いやぁ、スゴイなぁとバルブを見ていたら違和感が。
曲がってる・・・
ピストンのカーボンを落としてよく見てみると
当たった跡あり。
がっちり ディープキス レロレロベラベラキスじゃなくて フレンチキス チュッチュでしたが、念のためカラーチェック(浸透探傷検査)をしてみます。
※フレンチキス=ディープキスらしいです。皆さん知ってました?
クラックはみられませんでした。
このまま続投の可能性も視野に入れるとして(おすすめはしませんが)、ピストンクリアランスを測定してみると、
測定値:101μm (基準値:49~55μm)
シリンダーはクロスハッチがまだ残っている状態で、このクリアランス。
前に組み直したときにシリンダーは軽くボーリングとホーニング、
ピストンクリアランスは無視して、中古STDサイズのピストンを入れたような感じ。
これはあくまでも推測ですが。
さっきのイカスミオイルも、
クリアランス過大→燃焼ガスの吹き抜け→オイル汚れる
ってとこでしょうか。
さぁ、どうしましょうか。オーナー様ご相談させて下さい。
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