2016年6月8日水曜日

出せます というか 出ちゃいます


いやぁ


実に


波動砲が出せそうな


ハンドル周りなのは



波動砲は出せませんが、オイルが出ちゃうのでオイルシール替えとくれ というご依頼です。


クランクケース左側から垂れていたので、定番のアクスルシャフトのオイルシールか


シフトシャフト、キックシャフトのオイルシールかと思い、漏れ箇所の特定のために洗浄して様子みてましたが、全く出てこない。

いま入ってるオイルシールも古い感じはしないし。

再現しないとなると原因特定がむずかしくなるなぁ、なんだかなぁと思ってると、


数時間後に、ケースの上にある孔からオイルがチョロリ。


この孔を辿るとクランクケースの上に出てきて、さらにその上にはキャブレター。


そのキャブレターのフロートボウルがしっとりと濡れている。

ということは、


キャブから滲み出た混合ガソリンがクランクケース上に徐々に溜まり、 ガソリンは気化、残ったオイルだけが先ほどの孔から出てきている。ということです。

原因が判れば、あとは修正するだけ。


キャブを取り出せるのが、このサービスホールしかないので、、、

我ながら惚れ惚れする華麗なる指さばきで、チョメチョメして


はい、可愛らしいキャブを取り出しました。


問題のフロートボウル。

締上げが2箇所だと、うまく面圧が出ないでしょうね。

耐ガソリンの液体ガスケットで対応します。


あと、フロートがキャブボディに接触するぐらいに油面が上がっていたので、2mmほど下げて、


キャブを戻してガソリンを流して確認。

フロートボウルからのじわじわ滲みは、バッチリ直りました。

で、確認のために、さらに一晩放置してみたら、


フロートボウルの通気孔からじわじわと。。。

もう少し油面下げていいかも。

今一度、左手の彼女 に頑張ってもらいましょう♪


もうしばしお待ちくださいませ!









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