RT1エンジンを組み立てていきましょう。
すでにベアリングとオイルシールが挿入されていますが、
挿入には、DT1、RT1専用で作った圧入治具を使います。
こういう風にベアリング内外径に合うようになっていて
プレスで圧入します。
各オイルシールは軸に対して傾かないようにしなければならないので、同軸で圧入できる冶具があると確実です。
ミッションは問題なし。
洗浄して新しいサークリップで組み直します。
シフトフォーク1に強い当りがありましたので修正しておきました。
シフトのスキマ調整がズレていたりすると傷みやすいところ。
特にこの前期型シフトはやられている個体が多いです。
DT1FやRT360といった後期モデルはミッション、シフト周りが現代的な構造になり、強化されています。
クランクはコンロッド、ベアリング、ピン全て純正新品に入替え後、芯出し
クランクセンターがケースセンターと一致するように位置出しするとクランクがキレイに回ります。
シリンダーとケースの3面合わせ部分はケース単体のときに修正しておきました。
キッカーも分解洗浄して点検
歯欠けしていたタコドライブギヤ、アイドラーギヤも入れ替え
クラッチハウジングの段付き摩耗は軽微でしたので
均して滑りよくしておきます。
フリクションプレートを入れて
クラッチ周りは完成
シリンダーの縦キズが取り切れなかったので、1コ飛ばしの2ndオーバーサイズピストン
ボーリングしてキレイになったシリンダー
リングギャップも適正値でOK
シリンダー、ピストンを組んで
エンジン組み立ても終盤
・・・。
って、おおざっぱだねぇ。
もう結構前に作業報告になっちゃてるし。
筆不精ですいまめ~~ん
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