2019年2月21日木曜日

YAMAHA MX125 再生2


MX125のエンジンをばらして確認していきます。
見た目からして、かなり長期の放置プレイをされていた様子が伺えますが、、


シリンダーはあっさり抜けてピストンがこんにちは。
おや、MX125は一本リングでスカートも短いピストンのはずですが、
どっかで見たピストンが入ってます。



右が外したピストン
左がAT2(AT125)のピストン

AT2のをスカートをカットして流用していました。
1本リングから2本リングにして、ピークパワーよりも耐久性を重視したセットにしたんでしょう。


エンジン横へ移って、ジェネレーターの確認。
当時モノのインナーローター
当時モノにこだわらず、ここは現代ものに変更します。
何でもかんでも当時モノにこだわるのも良いですが、レースで走れないのはバカバカしいのでね。


ローターを外すとサビドロの中からリップが飛び出したオイルシールが。
これはでは2次エアを吸って、まともに走れなかったでしょう。


反対側に移って、クラッチ。。。


。。。
ダメ!交換!!

ここまでサビがまわってると、ケース内のミッションが心配ですが、


クランクケースを割ってみると、あら、悪くなさそう。


シャフトに焼けた跡がみられますが、歯当りも悪くなく、再利用できそうです。 


クランクも外しましたが、左右ジャーナルベアリングがクランクにくっついてきました。
本来、ここはケースに圧入されていて、分解時もケース側に残ります。

ケース側が摩耗して、はめ合いが緩くなっていました。
ケースを変えるのか、溶射して内径を縮めるのか、、、
悩ましいところです。


クランクを分解して確認。
ピン、コンロッド大端内径、大端ベアリングともに摩耗、破損がみられます。
ここらはヤマハからまだ部品が出るので心配なし。
  

オイルが入っていれば錆びない!

そんなことはないです。
ばっちり錆びます。

雨天やマディを走った後は、ミッションオイルを交換しておいた方が良いですよ。

さてと、各部品を洗いながら、部品探しの旅に出ましょうか。



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