歳とると漏れますよね、液体やら固体やら愚痴やらため息やら。
ご自身でオーバーホールしたもののオイルがにじみ出る
ということでご依頼のDT1オイルポンプ
見た目はキレイ。
この手のオイルポンプで漏れるところといえば、
このダイヤル裏のオイルシールかプランジャーの尻栓だね。
もしくは、アジャストプーリー側のプランジャー軸からの漏れ。
最小ストロークがオカシイことになってますが、まぁそれはおいといて。
とにかく見た目だけでは判らないので、いつものテストベンチに装着して様子を見てみましょう。
どこから漏れているのか分かりやすくするために、リークチェック用の現像液を噴きかけておきました。
一晩放置すると・・・
出ましたでました。
白い現像液が、漏れたオイルで変色してますね。
プランジャー軸からの漏れではなく、
オイルシールはめ合い部(写真の矢印)からの漏れでした。
漏れ箇所が特定できたので、分解していきます。
ボディからオイルシールを外し、漏れていた箇所を確認すると・・・
はめ合い面が腐食してガサガサしています。
ここに嵌るオイルシールは外周がゴムコーティングされているタイプなので、多少はガサガサに追従しますが、今回はその限度を超えていたのでしょう。
ガサガサ腐食を除去し、
超音波洗浄機で研磨剤をキレイに洗い落として
漏れてはいませんでしたが、予防のため尻栓を樹脂で固めて
組上げて再度リークチェックし、漏れないことを確認してオーバーホール完了です!
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ヤマハ2stオイルポンプのオーバーホール致します。
通常のシール交換のみの作業は、ポンプ単品持込みで
8,500円(シール代込み、税別)
内部部品に入替えや加工が必要な場合は、別途+αとなります。
※あまりにも程度の酷いものはオーバーホール不可となります。
事前に写真等で確認が必要です。
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