2022年11月4日金曜日

ヤマハDT1Fの点検と12VCDI点火化 その9 オイルポンプ

 

バラす前のオイルポンプ。

見た目はそう酷くない感じ。

お約束のように強制給油ダイヤルのところから少しお漏らししてます

 

ディストリビューターの埋め栓が少し抜けてきているか?

漏れの主な原因はこのオイルシールの劣化でしょう。

しかしこのシールを交換するだけだと、またすぐに漏れ始めますね。

分解して確認してきます。


これがディストリビューター

オイルシールと接する部分の摩耗に加えて、

ポンプ内部のところに腐食がみられます。

長期保管をしている車両は、オイルポンプ内部で腐食が進んでいることがあります。

オイルが入っていても水分を吸ってしまっていることがあるからです。

ラッピングして腐食を除去したものの、オイルシールと接する部分は溝が残りました。

その溝の横(奥方向)の状態は良いのでオイルシールの打ち込み位置を溝を避けるように変更しましょう。

各部の腐食やガスケットを除去した後、超音波洗浄機できれいに洗い、


オイルシールを治具を使って打ち込みします。


組み終わったらテスト用のカバーに取り付けて、
吐出量、オイル漏れ、チェックバルブからのリーク量をチェック。

しばらく様子見て問題なければ、エンジンに組み込みましょう。




オイルポンプ単品での整備も承っております。
ポンプを外して送って頂ければ、1週間程度で返送致します。

オイルシール等の消耗品代と作業工賃で、12,000円~(税込)

※ただしディストリビューター等の内部部品に交換が必要な場合は+αがあります。


akomotorcycle@gmail.com

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までどうぞ。




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