ケッチン大魔王RT1のキャブ
再始動前の分解点検で気付いたのです。
メインジェットが160番
標準は220番
明らかにこれでは空燃比が薄すぎ!おちょぼ口過ぎる!!
しかし、なぜこんなに小さな番手のメインジェットを入れていたのか。
後の試乗でわかりました。
220番では全く上が吹けません。
ガボガボとなり失火寸前。
空燃比が濃い症状が出ました。
原因を探っていると
このエアクリーナーエレメント
これを外して直キャブにすると、今までがウソのように吹ける吹ける!
そう、空気が吸えていなかったんです。
吸えない理由は、フィルターオイルの塗り過ぎ。
軽く摘まんで滴るようではダメ。
塗布後にウエスで包み、しっかり絞る。
絞っても出ないくらいの塗布量が適量です。
2ストは吸気負圧が大きくないので、特に吸気抵抗には敏感になります。
小排気量ではなおさらで、ほんのちょっとの塗り過ぎでエンジンがかからなくなってしまうこともあります。
どうやらフィルターも社外か自作のようでした。
汎用フィルターの中には2ストには不向きなものがありますので注意が必要です。
ちなみに、45年以上昔の車両ですが、ヤマハ純正のフィルターが手に入ります。
※エアクリーナーBOXがDT2、RT2系(吸気がリードバルブ式)のものに限ります。それ以前のDT1、RT1(ピストンバルブ式)は社外品のみ。
これは別件のRT2。
これも3000rpm以上が吹けないとのこと。
これも汎用フィルターが入っていました。
オイルが滴るほどではないのですが、やっぱり吸えないのです。
こちらも純正フィルターに交換するだけで気持ちよく吹けるようになりました。
貴方の車両、べちょべちょマスクで息苦しくなっていませか?
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