DT250Mのオイルポンプの続きです。
DT250Mのプランジャー径は4.0mmで、それ以前のモデルのDT1は5.5mm
このポンプは、シリンダーが回転し、そのシリンダーに付くカムにならってプランジャーがピストン運動することによりオイルを吐き出す構造になっている。
プランジャー1ストロークでの吐出量の差は、プランジャー径とカム山高さによって変わってきますが、
DT250MもDT1もカム山高さは同じ。
共に2.0mm
そのシリンダーを回転させているギヤも同じ。
ということで、ポンプ単体では、プランジャー径以外はすべて同じ仕様と判りました。
では、もう少し上流へさかのぼり考えてみます。
ポンプ内のシリンダーは、クランク軸上のプライマリーギヤからポンプドライブギヤ(30)、ウォームギア(26、23)を通じて回転させています。
このプライマリーギヤとポンプドライブギヤの歯数を数えてみると・・・
DT1:1.050に対して、DT250M:1.278と、増速させています。
プランジャー径が細く、1ストローク当りの吐出量が少ない分、シリンダーを速く回転させて吐出量を補う設計のようです。
もう少し、情報を追加してみると、
減速比(増速比)を加味しても、DT1に対して64%程度の吐出能力しかない。
オイル性能が向上したからなのか、はたまた、ただただDT1がオイル過多だったのか、、
とにかく、薄い混合比であることは確かなようです。
ふむぅぅ、、つづくー。
0 件のコメント:
コメントを投稿