YAMAHA HS1B '71
90ccのリトルツイン
ぱっと見はキレイ。
どうやらフレームは塗り直されているようです。
『個人売買で安く入手したが、エンジンは始動するがイマイチ調子が良くないので診ておくれ』
『前オーナーはそれなりに手をいれていたようだが』
とご依頼いただきました。
では、ざっと診てみましょう。
タイヤは前後共にカチカチヒビヒビで、これはイケマセン。
フロントフォークからはオイルがにじみ出ており、
ドライブスプロケット周辺からもオイルが出てるようです。
スプロケットの摩耗も進んでます。
オイルポンプからもオイルが漏れています。
オイルラインにオイルが満たされているように見えますが、
強制圧送用のダイヤルを回すと、
うまくオイルが遅れずにエアを噛んでしまっています。
もしこのまま整備しないで乗ってしまっていたら、
ピストン、シリンダーにダメージを与えていたでしょう。
プラグも確認してみましょう。
左右ともにくすぶっており、特に右気筒はべっとりとしています。
マフラー後端もオイルでギトギトです。
インナーバッフルを外してみました。
カーボン詰まりこそありませんでしたが、グラスウールはオイルをしっかり吸い込んでいました。
チャンバーを外し、立て掛けると溜まっていたオイルが流れ出てきました。
メッキチャンバーなので焚火でオイルとカーボンを飛ばすことはできませんから、しばらくこのままにして吐き出させましょう。
ここまで診てきて思ったのは、ボルトの締付けがとにかく緩いんです。
ほとんどのボルトナットが手締めか?ってくらいです。
これはリアショックの下側取付けボルトですが、
座面が浮いてて、手で取れました。
ボルトが伸びるくらいバカヂカラで締め付けられてるのも困りますが、
ユルユルもねぇ。
なにやら色々ありそうな予感がする車両です。
次はエンジン腰上を診ていきましょう
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アコモでは、
他店や個人売買で購入した車両でももちろん対応します。
いや、というか、、
ウチは車両販売はほぼやってないので、当たり前か。。
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