2020年8月1日土曜日

個人売買で入手されたHS1を整備する その6 ちっこいキャブレター


ホーニングに出していたシリンダーが戻って来ました。
組む前に洗浄とクリアランス確認を実施します。
指定したクリアランス通りでした。さすがです。


ケース合い面をキレイにして、ピストンとスタッドボルトを植え付けます。


ヘッドを載せて、シリンダーの芯出しをして腰上は完成です。
2ストは楽チン♪


当時モノのヘッドナットは普通のナットですが、今、ヤマハ純正で発注すると袋ナットになってます。
こちらの方がトルクがかけ易く、また見栄えも良いです。

高いのが辛いとこですが。。。しかも8個必要だし。。


キャブレターも分解確認と洗浄を行います。


特にダメージはなさそうです。
各部品を超音波洗浄機でキレイにして、ガスケットを入れ替えます。


このキャブの難しいところ、というか厄介なところは、
シリンダーとの接合部のシールです。
シリンダーの吸気パイプにキャブが刺さり、クランプで締上げる構造ですが、


ベークライトのインシュレーターが摩耗したり、欠けたりで、2次エアを吸い込んでる個体が多いです。
このインシュレーターは部品設定されていないので、個別の入手がかなり難しい。


ということで、一旦キャブからインシュレーターを傷つけないよう慎重に抜き取り(これがまた難しい)、キャブ本体と接する面を修正した後に耐ガソリン用の液体ガスケットを薄く塗布して組み直します。

キャブレターに液体ガスケットは使いたくないのですが、今のところ、この方法が二次エア対策には有効でした。

とはいえ、
何も考えずにマネしないように。

この記事を読んでマネして調子悪くなっても知りませんよ。
自己責任でお願いします。
大人ならね。

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