ヤマハのオイルポンプ
見た目はすごく綺麗で新品じゃないかってくらいですが、
分解してみると
オイルに浸かっているはずの内部部品だけに錆が発生している個体があれば、
見た目がまぁヤレているが
外に出ていない部分は全く錆がない個体。
しかし、オイルシールのリップと接する大事なところが錆びてしまっていて、新しいオイルシールに変えてもすぐにダメになって漏れてきます。
特にこの部分のあたるオイルシールは位置をズラして対応することが難しく、軸自体を入れ替えないと漏れが直せません。
これはまた別のポンプで、
チェックバルブバンジョーボルトから圧入に変わったタイプのポンプです。
チェックバルブがちゃんと機能しているか、洗浄スプレーで出口側から噴いてみます。
正常なら、ポンプ内部には洗浄液が出てこないですが、、、
見事な噴水がみられました。
全くチェックバルブが機能していません。
圧入されているノズルを外すと
バルブ部分に糸くずがたっぷり詰まっていて、
スプリングが収まるノズルにはゴミが挟まっていました。
チェックバルブが機能していないと、
停車中にオイルタンク内のオイルがポンプを通過し、
クランク室の中へ流れ出てしまいます。
この状態で長期保管すると、
クランク室内はオイルで満たされて、
キックした際にクランクのオイルシールが押し出されて不動になるか
最悪は、
液圧縮してピストン、クランクを破損してしまいます。
もしくは、
オイルラインにゴミが詰まって焼付くか
ですね。
どちらにせよ、エンジンを壊すことになるので、十分注意する必要があり、
定期的に分解整備することをお勧めします。
貴方のオイルポンプは、見た目はキレイでちょろっと外漏らししているだけですか?
本当ですか??
ヤマハ オイルポンプのオーバーホール承ります。
分解洗浄やシール類交換の基本作業は8,500円(税別)です。
内部部品の交換や修正が必要な場合は、別途追加料金が必要です。
当店では、組込み作業後に吐出量とチェックバルブの機能確認を行ってから出荷しております。
納期はおおよそ1週間程度ですが、状態によっては時間がかかる場合ございます。
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akomotorcycle@gmail.com
までお気軽にお問い合わせください。
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