あれま、気が付いたらもう7月後半。
ちょっとブログ放置し過ぎましたね。
インスタにはもう少しリアルタイムに投稿してます(ほんとに?)ので、
そちらもどうぞよろしくお願いします。。。
えーっと、DT400ですが、部品は揃ったので組み立てです。
エンジン組立てって特別変わったことをするんじゃなくて
淡々と、きちっと、あるべき姿に組み上げるだけです。
ということで、
完成です!!! やったね♡
これは怒られるやつだわ。
クランクをケース(ベアリング)に圧入していきます。
この作業にはクランクを引き込む道具『クランクインストーラー』ってのを使うんですが、
マニュアル通りに使うと、クランクケースにインストーラーを当ててクランクを引っ張る状態になりますね。
このまま引き続けると、ベアリングの内輪はクランク軸と共に外へ押し出される格好となり、ベアリング転動面に傷が付く可能性が出てきます。(わかる?)
本来は、ベアリング内輪を保持してクランクを引き込まないといけないのです。
これはベアリングメーカーのマニュアルにも、しっかりと記載されています。
ですので、こういうカラーを準備しましょう。
これを装着してインストーラーを当てれば、
ケースではなく、ベアリング内輪を基準にクランクが引き込めるようになります。
ちなみにこの方法、suzukiさんのマニュアルには書いてありました。
yamahaさんのには。。。。
あと、ゆーちゅーぶーなんか見てると、
ベアリングをバーナーでガンガンに炙り、熱膨張させてクランクに入れてる人がいました。
せっかく熱処理して硬くしたベアリングを焼きなまして柔らかくしてますね。
そして、ケースに圧入するときも、バーナーでケースを局所的に炙ってました。
そんなに局所的に熱いれるとケースが歪みますよ。
はい、次!
左右のクランクシールは、クランクケース合体後に入れるようにしています。
理由は2つ。
1つは、クランクが正しく装着できているか確認するため。
シールをつけると摺動抵抗が増えるので、シール装着前にクランクがキレイに回るか確認します。
正しく圧入できていれば、クランクは抵抗なくスルスルと回ります。
シールを付けてしまうと、摺動抵抗でとても判り辛くなるんですよね。
2つ目は、クランク軸基準でオイルシールを挿入したいため。
軸径に合わせた挿入治具を使って
これでナットを締上げれば、軸基準でオイルシールを圧入できます。
ハンマーでコツコツ四方を叩いて真っ直ぐ入れ込むこと出来るほど、ワタクシは器用じゃないんで。
はい、次!!
内径に焼き付きのあったキックのアイドラーギヤ
NOSを見つけたので交換します。
少しでもオイルが入り易いように溝を追加しておきました。
あともう少し!
クラッチプレートは新品交換しておきます。
少しでも軽くクラッチが切れるようにと、一枚一枚丁寧にバリ取り。
フリクションプレートも新品に交換するので同様にバリ取りしておきました。
ここまでくればもう完成目前です。
ボーリングして黒塗装したシリンダーとヘッド。
フィン先端を切削加工してラジアルフィンを強調しておきました。
新品のピストン、リング、ピンピストンは、初期馴染み性向上と低フリクション化を狙ってWPC&モリショット加工を施してあります。
これにてエンジンの組立てはほぼ完了です。
今回はオイルポンプレスの完全混合仕様となってます。
普通のことしかしてないので、つまらなくてごめんなさいね。
面白いのはゆーちゅーぶーで探してくださいな。
さて、次は電装系を組んで、車体も整備していきます。
では!
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