黒くてたくましい?ピストン
太さは・・・
スタンダードサイズでした。
お相手のシリンダー
多少のスカッフ痕はあるが、目視では致命的ではないです。
洗って温度整えてピストンクリアランスを測定します。
(左側がU5 右は90ccのH3)
結果は
ピストンクリアランス
最大82μm (摩耗限界:100μm)
リング合口隙間
1st:0.75mm
2nd:0.83mm
ピストンクリアランスは範囲内であるものの、リングは要交換です。
オーナー様と協議し、1サイズオーバーのピストンに交換することになりました。
ケースも分解していきましょう。
昭和41年7月10日
1966年の55歳児
巷でウワサのロータリーディスクが見えてきましたよ!
心配していたクラックはありませんでした。よかった。。
クランクケースが割れました。
シフターがケース内にないので、とてもシンプルです。
クランクシャフト
抜きました。
クランクベアリング(フラマグ側)
内輪のはめ合い部が荒れてます。
クランク軸もはめ合い部に摩耗があります。
こうなってしまうとベアリングを交換して修理完了とするわけにはできません。
摩耗した部分を金属溶射して肉盛り修正するか、
もしくはクランクの交換が必要となります。
オーナー様に状況をご確認してもらい、クランクを交換することになりました。
とはいえ、もちろん新品クランクなどあるわけもなく。。
部品取りエンジンから摘出してきました。
はめ合い部は再利用可能なレベルです。
クランクシールの痕も少し程度が良さそうです。
これでいきましょう。
クランクを分解してコンロッドの様子を確認します。
コンロッド、クランクピンとも、それなりの摩耗具合でした。
やるならとことんしっかりと!
と仰せつかりましたので、コンロッド周り全て新品交換します。
以前、ヤマハに在庫があるのを確認していたので、早速発注をしま
ま?
あれええ。
販売終了
いやんばかん!
先週まであったのにぃぃぃ!
また部品探しの旅に行ってきます。
さようなら。。。
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