排気ポートのタイミングが変更されていたDT1B
ノーマルに戻すという方針に決定したので
ノーマルシリンダーを準備致しました。
内燃機屋さんへ送ってボーリングしてもらいます。
ボーリングが上がってくるまでに、腰下の確認と整備を進めます。
ジェネレーターを外して、クランクシールの確認です。
このタイプのオイルシールは純正品。
自分がDT1をやり始めて10年程経ちますが、
当時、すでに純正オイルシールは廃盤で入手困難でした。
ということは、この車両も近年、シール交換されていないはずです。
ほら、リップに弾性はなくカチカチプラッチックです。
外して確認すると
リップが装着状態のまま戻って来ません。
ゴムではなくなってます。
これはNOSの純正オイルシール
外したシールとリップを比較してみてください。
変形具合が判ると思います。
しかし、このNOSのオイルシールは使いません。
まだ柔らかいとはいえ、やはり少し硬化しているのでクランク軸への攻撃がありますし、シール効果が望めません。
現状、入手しやすいのはリプロ品のオイルシールでしょうか。
国内有名メーカーの汎用オイルシールで同サイズのものもありますが、
リップ形状とゴム成分をみていると、少し不安が残るのです。
まぁ、このリプロ品も似たようなものかな思いますが、、、
(いや、大陸製と思われるリプロより国内品の方が安心か)
リップ形状も材質も純正品と比べたら、残念ではあります。
唯一、安いということで頻繁に交換できるのがメリットでしょうか。
このクランクシール問題は、只今、当店にて違う方法で対策を考えております。
早く試作、テストして商品化できるように頑張ります。
それまではリプロ君に頑張ってもらいましょう。
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