内燃機屋さんにお願いしていたシリンダーボーリングが完了し、戻って来ました。
元はSTDサイズだったのですが、ポート周辺の摩耗量が多く、0.25ミリオーバーでは対応しきれずに更に上の0.5mmオーバーとなってしまいました。
ピストン、リングのバリ取りを行い、組み付けていきましょう。
腰上はピストンとシリンダーだけ。
2ストはシンプルでいいね。
点火時期のセットをしていきます。
4ストの点火時期は上死点前◎◎°(BTDC**deg)と角度で示しますが、
2ストは上死点手前**ミリというような合わせ方をします。
ダイヤルゲージをセットして、上死点でのピストン位置をゼロセットし、
ジェネレーターコイル側にあるこのプレートと
フラマグ側の切り欠きが、規定値(DT1の場合、上死点前3.2mm)で合うか確認します。
が、、
このようにウソをついている個体もたまーにあります。
これで、上死点前2.55mmでした。
このウソに気づかないと、『ポイントギャップをいくら調整しても点火時期がズレる症候群』に陥ります。
3.2mmになるようにコイル側のプレートを曲げて調整しておきました。
フラマグのこの部分は、ポイントブレーカーと接するカムです。
ここが痛むとブレーカーのヒールが摩耗しやすく、ポイントギャップも取れなくなります。
定期的に分解し、サビや汚れを除去して、薄くグリスを塗布しましょう。
また、ここにあるフェルトはカム山の給油用です。
オイルやグリスを含ませて、フラマグのカムに当たるようにしておきます。
ちなみに、ヤマハ純正のフェルトはまだメーカー在庫アリです。
次はキャブをリセットしていきましょう。
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