今年に入ってからDT250のご相談がとても増えました。
DT1、DT1Fのお客様は60歳代の方が大半ですが、
DT250になると、30、40代が多いですね。
みんなラジアルフィンが好きだって。
この幸せの黄色いDT250も若い方からのご依頼です。
エンジンはかかるが、上まで綺麗に回らないとのこと。
まぁ、よくあるお問い合わせです。
まずはエンジンをかけてみると、
すんなりかかりました。
あまりにも軽くかかる感じに逆に違和感が。
レーシングしても回るが、パンチが無い。
始動後のプラグ
ベトベトに濡れてる。
点火が弱いか?
この年式はまだポイント点火ですね。
接点がちょっとズレてる??
点火時期を確認すると
上死点前0.8mm
ほぼほぼ上死点で点火してました。
軽くエンジンがかかってパンチがない原因はコレだな。
これでは燃焼エネルギーがピストンに伝わる前に、
既にピストンが下がってる。
フラマグを外すと
ベースプレートの取付けが遅角方向、反時計回りに回されてます。
ポイントの接点もズレて嚙み合わせが悪い
ベースプレートの奥にあるクランクシールも確認しましょう。
リップは硬くなってオイルも出てきてますね。
交換が必要です。
不調の主原因は点火時期の狂いのようですが、
全体的に整備が必要な状態です。
もう少し診ていきましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿