2021年8月12日木曜日

初期型メイト U5 その5

 
オイルポンプをオーバーホールしていきましょう。


外見からすると、過去に分解された形跡はないですね。
適度?に漏れて軸端もサビなし。



プランジャもディストリビューターも大きな摩耗なし
オイルシール交換のみでいけそうです。


組み上げてベンチにセットし、各部の漏れ、ポンプの吐出量、チェックボールの作動具合を確認します。

オイルポンプ単品でのオーバーホール承ります。

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からご依頼ください。


キャブレター

臭っ。。


バラシて超音波洗浄機で徹底的に洗い流しました。


チョーク,プランジャのゴムがカチカチに硬化していました。(左)
ここの密閉ができていないと、ずっとチョークが効いている状態になります。
カチカチゴムをほじくり出して、新しいゴムに張り替えてみました。(右)


ポンプ、キャブをエンジンに組み付けて、各配管、ワイヤーをセット。
完成が見えてきました。


次は点火系。


ポイント面が荒れています。
ここまで荒れると、紙やすり挟んでシコシコは効かないので、


分解してダイヤモンドヤスリで整えます。


一部エクボが残りましたが、これ以上やると接点がなくなってしまうのでこれくらいにしておきます。


洗浄して組上げ、



点火時期を調整していきます。
2ストの点火時期は、4ストのクランク角表記(上死点前30°とか)と違い、上死点前2.0mmとか3.2mmというピストン位置で示されるので、



プラグホールにダイヤルゲージを取付け、ピストンの位置を測ります。
ちなみにプラグホールがボアセンターの場合は上記のようにしますが、斜めの場合はヘッドシリンダーを外して測定します。


例:DT1

ヘッドを外すというと大変そうですが、空冷2ストはナット4~8個だけで外れるので楽チン。


さて、残るはマフラーですが、内部にかなりの量のオイルが溜まっていましたので、洗浄液のお風呂に4日ほど長湯してもらいました。


バーナーで焼き切るのが手っ取り早く確実ですが、メッキチャンバーはそれが出来ないので、薄めの洗浄剤で取れるだけ綺麗にしておきました。


無事、エンジン始動です。

が、ちょっと回転がもっさりした感じ。
もう少し調整が必要なようです。

マヂメにブログを書いてしまいました。
アコモも遊び心の調整が必要なようです。




2021年8月11日水曜日

初期型メイト U5 その4

皆様、お盆休みはどのようにお過ごしですか?

いままでのアコモの夏休みは北海道ツーリングが定番でした。
なかなか出歩けない今のご時世、ストレスが溜まりますねホント。
過去の記事を読み返しては、収まったらまた走りに行きたいなと思っております。

お暇でしたらコチラをどうぞ。
↑以外とファンが多いアコモ嫁が書いてます↑


ケースを合わせたら、オイルシールを入れる前に各軸がキレイに回ることを確認しましょう。
一般的にはケースを合わせる前にオイルシールを入れておくのですが、
シールを入れてしまうと抵抗が増えて軸の組み具合が判り難くなるのと、
極力、軸に垂直にシールを圧入したい(軸を基準にして圧入したい)という理由で最後にしています。

次はケースの外の部品を準備していきましょう。


クラッチASSY

U5のクラッチは遠心クラッチ

クラッチハウジングの奥にあるのはウェイトです。

このウェイトがエンジン回転数の上昇に伴い、外方向に動くことでプレートプレッシャーを押し付けて駆動力を伝達します。

判り難いね、すんません。

フリクションプレートは新品交換します。

U5の消耗部品は、後のメイト等のビジネス系エンジンに永く使われたので、今でもヤマハ純正で部品が供給されています。

こういうのはありがたい。


その他は特に摩耗がみられなかったので、洗浄して再利用します。


ロータリーディスク、クラッチ、キックスターターを組み込んで、右側は完了。


0.25オーバーサイズのピストンはヤマハ純正。
メイト50(V50)やFS1と共通です。


ピストン、リング、ピンピストンには、WPC&ハイパーモリショットを施工してあります。


2st腰上の組込みは楽チン


この汚ったねぇ部品(失礼)は、ボールロックミッション独特のシフターです。


カチカチ古グリスを洗い流して


ドライブスプロケットの横に装着します。
で、組み込むとこういう動きをします。

その3で紹介したミッションの動き説明動画を思いだして、以下の動画をご覧ください。



真ん中のロッド(指さした部品)がシフト操作する毎に移動しているのが判ると思います。

シフトアームを動かすとロッドが移動し、対応するボールが飛び出してギヤを固定する。

なかなかよく考えられた機構ですね。



整備性はイマイチですが。。。笑




2021年8月10日火曜日

初期型メイト U5 その3

 メイトU5コンロッド探しの旅から帰還しました!

今回は早く見つかりました。ホッ

大阪はTKRJさんのコンロッドキットを使います。

ヤマハ純正ではありませんが、安心の国産のリプロ品です。

U5用の表記はありませんが、同時代のアレと同寸で流用可能です。

さらにオーナ様ご希望により、コンロッド大小端内径とクランクピンにWPC+ハイパーモリショットを施してあります。



クランクを組み立てて振れ取りしていきます。
フラマグ側(左):1/100ミリ
クラッチ側(右):ほぼ0ミリ
まで追い込めました。

中古のクランクウェブでよく頑張りました(自分)

洗浄しておいたクランクケースに新品のベアリング組んで


ケース合い面からベアリング内輪までの寸法を測定し、クランク軸に入れるシムを選定していきます。

50ccとはいえ、やることは大きい排気量エンジンと同じです。

いや、出力が小さな小排気量の方が誤魔化せないので、気を使います。


トランスミッション
これで全部です。
ボールロックミッションは部品の構成が実にシンプルです。


ボールロックミッション
耳慣れない方も多いかと思います。
現代の2輪エンジンではドッグミッションがほとんどですからね。


これはDT1のミッションでドッグタイプ。
ギヤの側面にある凸凹が嚙み合って、駆動するギヤが決まります。


ボールロックミッションは、その名のとおり、ボールを使ってギヤをホールドします。


先端に突起が付いたシフトシャフトがアクスルドライブシャフトの中を出入りすると、ボールが押し出されます。


ギヤ内径にある溝に押し出されたボールが嵌ると、ギヤが軸と固定される仕組みです。
実にシンプルな構造ですね。


シフターの機構はエンジン内部にないので、ケース内はこれだけ。


組立てながら、ふと疑問が。

ちなみに左下にある白いプラッチックのギヤですが、その上のメインアクスル軸以外どこにもつながっていません。

キックのアイドラーギヤかと思いましたが、そうでもない。
そもそも、キックギヤなら樹脂ギヤはつかわないし。

部品表で確認してみると



ギヤ、フリー。。

フリー。。。。

ふ。

自由ですやん。



色々調べていたら解りました。

このギヤが回転することで、ケースの底に溜まったオイルをかき上げて、ケース上部に位置するギヤに飛沫給油しているんです。

なるほどね。
また一つみなさん賢くなりましたね。

















2021年8月8日日曜日

新入荷 DT1系のタンク固定バンド

 

DT/RT1、AT/HT1系のタンク後部を留めるゴムバンドのリプロ品が新入荷です。

純正部品番号:248-24173-00 に相当します。
68~73年辺りのDT/RT系、AT/HT系に使えます。

お値段は、3,600円(税込)です。


フルレストアされてる方へ

労力かけて復元しているのに
タンクがインシュロックタイやOリングで留めていたら残念ですよね。
是非、このバンドで完成させてあげましょう!



上の23番ね

お求めは、こちらから♪
数少ないので早い者勝ちです!

2021年8月7日土曜日

大きいのはお好きですか アコモのDT1

前回、これじゃ小さいから7インチにしよう!と決めたけど

見慣れちゃってコレでもいいかーなんて思えてきちゃって。。

↑少しメンドクサクなってきてる↑

 

資料写真と比べるとやっぱり小さくて。

作ってるのはBajaレーサー風

あくまでも~風なんだけど

小さいとやっぱり説得力ないな。


手持ちのライトを並べて比較してみる。

上は、DT1純正ライト 5-3/4インチ
(今付いてるのと同じサイズ)
下二つは、IPAのスーパーオフローダーで7インチ

4輪のフォグライトを使ったラリーレイド用ライトで、~風じゃなくて本物ですね。


これくらい違う
まだ前からだとそんなに大きく感じないかもだけど、


横からだと厚みがかなり違うね。
自分が作ったライトは、ボディが小さいビンテージライトを加工したから、余計に大きくみえる。


スーパーオフローダーのボディは後端が平面になってて奥行きは短いんだけど、レンズトリム(メッキの部分)が前に張り出してるから、やっぱりデカい。



大きいの付けたいけど、重いライトを極力オフセットさせたくない。
ハンドリングにも影響でるだろうし。

ステムに近づけて設置するには、ライトボディがフォークに当たってしまうし

叩くか切り抜いて凹ます?

さぁどうするかねぇ。。