2021年3月28日日曜日

絶対に笑ってはいけない DT400 その1

1975年式のDT400


ヘッドのラジアルフィンがいかにも70年代なデザインでとても人気の車種ですね。

そんなDT400が修理に運び込まれたのは、もう1年近く前のことでした。
事前にオーナー様から聞いていたのは、どうやら焼付いてしまったとのことです。

入庫後、オーナー様に焼付いたときの状況を聞き取り調査しますと、、、

エンジン始動後にアクセルワイヤーが引っかかったのか、アクセル全開!
爆音が鳴り響き、アワアワしている間にキュッとストール。

こういう時にエンジンを停止させるキルスイッチは機能せず、
メインキーはエンジン後方のシート下に移設され、すぐに手が入らない場所にあったために、なすすべがなかったとのこと。

アクセルが戻らないっ!ってなると冷静エンジン停止させるのは、かなり難しいですね。

走行中ではなかったので、怪我等なくてよかったです。

(まぁ、自分はH3MXでアクセルが戻らなくなって、転倒して頸椎を潰してしまったんですけど。。。)


とにかくヘッドを外して確認していこうかとチャンバーを外した瞬間・・・


笑ってはいけない現象がwwwwwww

チャンバーを外そうとした時にジャラジャラと音がしたので、チャンバーを逆さまにしてみると、金属片が出てくる出てくるっwwwwww


ダメですw
笑っちゃダメですww


ヘッドを外してみたらw
ピストンがww


超難解なパズルと化してましたwww


コンロッドも変形してます。


貴重なスタンダードサイズのシリンダーには壊れたピストンで


深い傷がついてしまってました。

エンジンストールした原因は焼き付きではなく、過回転によるピストンの崩壊でした。

修理にはピストン、コンロッドはもちろん交換が必要ですし、
かなり深くキズつき、ポートも大きなダメージを受けてしまったシリンダーもボーリングでは傷が取り切れないので交換になってしまいそうです。

以上をオーナー様に報告し、協議した結果、
費用はかかっても、直して乗ってあげたいということで、修理を進めることとなりました。

そしてここから永い部品探しの旅に出ることになったのです。

つづく

 

2021年3月8日月曜日

アコモのウェブストアできました♪

こんにちはこんにちは、
みなさまこんにちは!

遂に皆様、待望?の『アコモ ウェブストア』ができました!



基本的には、DT1系のリプロダクト品やNOS部品を掲載していきます。

まだまだ商品は少ないですが、これから少しずつ増やしています!

これまで銀行振り込みのみでしたが、
カード決済やアプリ決済、コンビニ払い等が選べるようになりました。


アコモウェブストアへは




ブログ右上のバナーからか、

https://akomc.thebase.in/

で検索を!

もちろん、今まで通りストアを通さずにアコモから直接買ってもらってもOK!

では、宜しくお願い致します!



2021年2月28日日曜日

ギリギリ!

 ギリギリ!
二月の初投稿に間に合った!!

RT360のキック始動が厳しいのでセンタースタンドをつけて欲しいのご依頼に



ワンオフで作りました。


元々、センタースタンドの設定のない車両なので


色々ギリギリ!
最低地上高もなるべく下がらないように
ギリギリフレームに寄せました!


サイドスタンドは、
スイングアーム付け根の所から
エンジン下に移動してもらって

ギリギリ両立!!


でも、このいい加減な投稿。。

ギリギリ。。。

アウトっ!!!

2021年1月17日日曜日

ギヤ抜けする DT1F の修理 その10で完成!

車体整備も終わり、アイドリングでの慣らしも完了したDT1F
いよいよ慣らしを兼ねた実走テストを始めます。

が、


キャブのここ。
アイドルアジャスターの動きが気に入らない。


正確に言うと、このスプリングが気に入らない。
アジャスターを回す際にスプリングの端がキャブ本体に食い込むんです。


このスプリング(右)はキャブOHキットに入っていたものだと思うんですが、端面処理されいません。
純正キャブについていたスプリング(左)はちゃんと端面処理されていますね。
純正中古品に入替えておきました。
これで食い込まず気持ちよく回せます。


さて、試走してきました。
問題だったギヤ抜けはもちろん再発なし。
シフトフィーリングもバッチリです。

ただ、、

スロットル開け始め1/8~1/4での回転が引っかかるような症状があります。
やや燃調が濃い感じです。

スロージェット、ニードルの番手を落としてもほとんど症状変わらず。
確かに少しは薄くなることはなりますが、番手を下げたほどの変化が感じられません。

内部部品はほぼ新品に入れ替わっていましたので、ジェット類が摩耗、劣化しているとは考え難いです。
キャブ本体のどこからかガソリンが漏れ出て、燃調が濃くなっているようです。

キャブレター丸ごと新品に入れ替えられれば最良ですが、そうもいかないので、


カッタウェイをDT1F標準の#1.5(左)から#2.5(右)にしてみます。


カッタウェイの番手の違いは、切り欠き深さの違いです。
ジェット類の番手と異なり、数字が大きくなるほど燃調は薄くなります。

あまりカッタウェイの番手を変えることはないんですが、今回はこれでビンゴでした!



その後、試走を繰り返し、
というか、
気持ち良かったので乗っちゃった♪
で、
目標以上の試乗をしてしまいました。

これにて完成です。
大変お待たせ致しました。
ご依頼頂きありがとうございました!

いやー陸送会社に引き渡すのですが、、
名残惜しい!
手元に置いておきたかった笑

2021年1月12日火曜日

ギヤ抜けする DT1F の修理 その9

DT1Fも完成まであともう少し!


ギヤオイルには、A.S.HのPSE GEAR 70W-90 を使います。

定価:¥3,487(税込)と少しお値段はしますが、お値段以上の性能です。
シフトフィーリングが格段に向上します。

他の車両ですが、以前、いくら調整を繰り返しても微妙だったシフトフィーリングがウソのように改善し、ニュートラルも楽に入るようになりました。

2ストのギヤオイルなんて安い純正でいいやん!って思っている方!
自分もそうでしたが笑

一度、このオイルを使ってみて下さい!!

シフトを踏んだ瞬間に安物オイルとの違いが判るはずです。

もちろん潤滑保護性能も素晴らしいので、部品供給の心配な旧車にうってつけのオイルです。

ほんと、オススメ!


車体の整備、リフレッシュもご依頼がありましたので進めていきましょう。


フェンダーのグロメット
朽ちて千切れる寸前です。


これらもヤマハ純正で交換します。


ん~気持ちいい♪


これはリアテールライトのソケット裏。
配線がカチカチでアースの取付けも微妙でしたので、


新しく配線し直しました。


ケーブルチューブも新しくして


同様にウインカーもキレイに引き直しておきました。


これはリアハブダンパー


グリスが切れて摩耗しています。
赤茶色のはサビているのではなく、微小振動して摩耗した証拠です。
グリスアップしておきました。



前後ブレーキも分解、洗浄してグリスアップです。


今回、オーナー様のご依頼で、メーターもオーバーホールしています。
(当店ではメーター修理はできないので、外注です)
内部機能部品の修理はもちろん、文字盤のレストアやカスタムも可能です。


各部増し締めもして、慣らしを兼ねてしばらく走り込みます。
遠方からのご依頼ですので、なるべく納車前に膿みだししておきたいですからね!

2021年1月11日月曜日

ギヤ抜けする DT1F の修理 その8

クラッチ周りも終わり、腰下はほぼ終了してますので、一気に完成までいきましょう!

2ストの命、オイルポンプ

このポンプは以前に私がOHしていますので、グリスアップとリークチェックだけしておきます。

漏れもなく、チェックバルブからの漏れもOK

大事なので何度も書きますが、オイルポンプは定期的な整備が必要です。

アイドリング時でのオイル吐出量を決める最小ストローク値の確認、

スロットル全開でのストローク量、

プーリーがスムーズに動くか、

ポンプ本体、オイルラインからの漏れはないか

定期的にカバーを開けて確認することが重要です。



カチカチに硬化したオイルラインが通るグロメットは

リプロ品に交換します。

 純正部品番号:363-13174-00

2,600円/1ヶ(税抜き)です。

もちろんオイルラインも新品で。

やっぱりゴム部品がきちんとしていると気持ちいいです。

写真が前後してましたが、ピストンはヤマハ純正の0.25オーバーサイズで。

ピストン、リング、ピンピストンもWPC+ハイパーモリショットを施工して組みこんでいます。


キャブレターも分解、確認、


超音波洗浄してリフレッシュ


DT1Fからはピストンリードバルブなので、リードバルブもばらして洗浄します。
この車両はBOYESEN(ボイセン)のリードバルブに変わっていました。

ノーマルのリードバルブが1枚のプレート状になっているのに対して、ボイセンパワーリードは硬度の異なる2種類のバルブで構成。
その為従来では混合気の流速が遅く、バルブの開度が不十分になりがちな低速域でも、よりしなやかなセカンダリーポートがすばやく反応し、十分な開度が得られ、より適切な混合気がシリンダー内に充填され、アクセル開度に応じた鋭いレスポンスを生み出す。

らしいです(コピペしちゃった)


エアクリーナエレメントも交換しましょう。
DT1Fはまだメーカーから純正品が出るんです。
素晴らしい♪


あとはヘッドを載せて、電装を戻せば修理は完成です。

おっと!
ジェネレーターが12VCDIキットが入ってますね!!

以前に入替えさせて頂きました♪

一度使うともうノーマルに戻れなくなる悪魔の部品です。

ご検討されている方、くれぐれもご注意ください。
楽しい楽しいポイント調整やコンデンサーパンクが味わえなくなります。





2021年1月4日月曜日

年始早々ですが・・・

 

ただいま頂いたオーダーがいっぱいおっぱい・・いや、オッパイなら・・

いやいや、とにかく消化しきれておりません。

大変申し訳ございませんが、

新規のオーダーはしばらくストップさせてください。


ご相談は随時受け付けております。

Line、メール、お問合せフォームにて

お気軽にお問合せください。

では、宜しくお願い致します。


オイルポンプOHくらいなら合間にできるかな~(遠い目)