2016年12月26日月曜日

テキトー と 適当 は違います Husqvarna 250WR

ガラガラハスクさんの続きです。



ヘッドからのオイル漏れもありましたので頭を外してみました。


燃焼室のカーボンもほとんどなくて、一度キレイにされてからほとんど回してないようです。

あと、ヘッドガスケットは入ってませんでした。。

今現在、販売されているガスケットキットにもヘッドガスケットが入ってないので、入れないのが正なのかも。

ほんまかいな、そうかいな。。


ピストン頂部

こちらもカーボンの付着ほとんどなし。ほんと磨いてないよ。

サイズ表記は、69.93 で1st 2ndオーバーサイズピストンでした。



多少のスカッフ痕はありますが、ほとんど当りがないです。

ですが、、


ピストンクリアランス 262μm(実測)

もうガッタガタです。 

擦り減ったシリンダーに、その辺に転がってたピストンをテキトーに(適当ではない)入れてOK!

って感じです。

もう1サイズUP決定です。




シリンダーは摩耗や焼けはあってもクロスハッチは全くなし。


コンロッドとクランク 

しばらく放置だったのか、表面が錆びてます。

しかしながら幸いなことに、クランクジャーナルベアリング、大端ベアリングともにガタなし。


それにしても薄くて単純な形状のコンロッドだなぁ。

まるで農機具エンジンみたい。

ってハスクバーナはチェーンソーメーカーでした。

つづーく




2016年12月23日金曜日

ぱぁ

今日もステムシャフトの加工
お待た…


ごめんなさい…

最後の最後でしくじりました…

Uちゃん、もう少しお待たせします。

うぅ…

2016年12月22日木曜日

ガバガバをピタッとするやつ

お待たせしました!

O君、ご注文の品、ベアリングスペーサーが出来ましたよ。


圧入もしておいたので、適当な時に取りに来てくださいな。

2016年12月19日月曜日

スウェーデン王国(瑞典)製 Husqvarna


むふふふ。

ついつい笑顔に。


それはですね、

マックイーンやマルコム スミスが駆っていたハスクバーナ!!

アコモ憧れのバイクだからです♪

今回は修理と調整でお客様のハスクを触らせてもらってます。

さて、症状としては、

エンジンはかかるものの、アイドリングも不安定、アクセル低開度では走れず、全開付近しかまともに走れない

とのこと。

症状からして、2次エアを吸ってるんじゃないかと思われます。

分解調査を開始しましょう。


キャブレター


BING 

し、、知りません。。

ググってみると

『Bing Agency International LLC』 アメリカのメーカーで、

BMWや航空機ではメジャーなキャブメーカーのよう。

勉強になりました。

で、写真はないのですが、特に通路の閉塞もなく、とてもキレイな状態でした。

ただ、キャブを外す際に同時に外したインマニに違和感が。


シリンダーとの合面ががっちり歪んでますね。

ここから2次エアを吸っていた可能性大。


合面にインクを塗って、軽くオイルストーンで擦ってみました。

赤く残ってるところがシリンダーと当たってないところ。

ガスケットをはさんで締上げてますが、これだけ歪んでいればガスケットの意味はなさないでしょう。


赤い部分がなくなるようキレイに当たるように面を修正しておきました。

これで組み直すと、やや始動性が悪いものの、レーシングはしっかりついてくるようになりました。

しかしながら、

&%$#”#$ ガラガラガラガラガラ!”#$%’&%

古いディーゼルエンジンですか!!??

ってくらいピストン打音が鳴り響きます。。


ヘッド合面からもオイルが出てきてますので、腰上の様子も分解して調査していきましょう。

続きます。





2016年12月15日木曜日

瑞典


メイド イン スウェーデン王国



瑞典 と書いて スウェーデン

尻栓すぽすっぽなヤツ 2stオイルポンプ

オールド2stミーティングの記事の後は、オールド2stポンプのお話


ヤマハの2stオイルポンプの漏れ修理のご依頼です。

分解前に確認したところ、オイルシールからの漏れと確認できましたが、、、

分解中に赤丸のカムシャフトのおケツに違和感を感じたので、棒で突っついてみたところ・・・


圧入してあるはずの栓がスポッと簡単に抜け落ちてしまいました。

↓↓その時の動画↓↓

ここまでスポスポは初めてです。


ここからの油圧抜けはポンプとして致命的ですので、


再圧入して、上から樹脂で固めておきました。


シール類は全て純正部品に交換して


エア抜き、エンジン始動確認後、2日放置して漏れ無き事を確認して完了です。




2016年12月14日水曜日

ヤマハオールド2stミーティング さぁん


『これさぁ~』


『ドカヘルに見えるけど ドカヘルじゃぁないんだよねぇ~』

とふんぞり返って説明する主催者シンタロウ氏


説明といえば、今回のメインイベント

ヤマハ発動機OB(YDSクラブ佐々木氏)による歴史展示車両のガイドツアー!


遠州地方の産業の歴史からヤマハ発動機の成り立ちなど、1回20分予定のところを45分も!?詳細に解説(笑)

聴きごたえ満点!!!


コミュニケーションプラザは最近リニューアルされて、歴代のレース車両がすぐ目の前で観察できるようになりました。


もちろん、歴代の市販車両も!


ヤマハ発動機としての第1号車 YA-1 通称 赤トンボ

ドイツのDKB社のRT125をコピーした車両ですが、トランスミッションが3速から4速に改良されてるそうです。


そんなYA-1がミーティングにも参加していました!


ダート仕様!カッコイイ!!


美しいうえに可愛らしいエンジン造形


この浮き出し文字も可愛くて好きすきすー


この後付けピリオンシートもいい雰囲気♪



プランジャーサスってどんな感じなんだろ


タンクの形状も美しい


このキャップ、探そう!


YF-1 ベースのレーサー!


B.O.B.L (Battle of Bottom Link)参戦車両


元がビジネスバイクに見えない。シュッとして凛々しい。


ほら、元はとっつぁんバイク



うん、いい!


これはAT90ベースだったかな


短めのプリっとしたチャンバーが可愛いんだ


その隣にはTA-125

今の尖がったレーサーよりも、まるっこいカウルのが断然スキ!


と、眺めながらおしゃべりしていると、あっという間に閉会の時間に。


最後に主催者を囲んで記念撮影


無事に第一回を終えられたことに気を良くして、第二回も検討しております。

また、ちょっと面白いことが出来ないかと考えておりますので、生温かい目で気長にお待ちください。

貴重な車両で駆けつけて下さいました皆様、誠にありがとうございました!!!