2021年7月29日木曜日

DT1 オーバーサイズピストン あり〼

 


あります!

といいつつ、あまり売れてしまうと
自分が困るので
通販サイトには載せてません。

どーしても欲しい方、
その他の機種の在庫は、

メール: akomotorcycle@gmail.com

LINE: @ako_mc

お問合せフォーム: ココをポチ

から
確認をお願いします。

2021年7月24日土曜日

絶対に笑ってはいけない DT400 その5

 エンジンの次は電装やりましょう。


これはノーマルのジェネレーター
この辺りの年代から無接点のCDIになってきます。
これをごそっと取り外して


定番の12V CDIに変更します。

古い電気系は不具合が見つけ難いのです。
特にCDIユニットは完全ブラックボックスですから、さらに大変で。


今回はオリジナルに戻すことはないということなので、

元のコイルブラケットを切り飛ばして、新しく付け直します。


CDIユニット内蔵のイグニッションコイル。
もちろん部品単位で入手できるので、安心です。

この車両は、主に林道(公道)走行、たまにコース走行もするということでしたので、配線の取り回しは極力シンプルに変更し、極力簡単に保安部品を外せるように全て新規で引き直しています。


インジケーター類は全て撤去。



ウインカーリレーはICリレーにしてLED対応。
ヘッドライトケースの中もすっきり。


フロントウインカーはヘッドライトステーに埋め込みしました。
林道で転んでも壊れ難いと思います。
また、エンデューロレーサーっぽい雰囲気でカッコ良いと思います!(個人的意見)


このウインカー、ヘッドライトは、ネック下にあるカプラー1個ですべて脱着できます。
カプラー、ギボシをいくつも外さないといけないのは、面倒ですし、外した後の配線ブラブラもなくスマートです。


今回、完全混合にしてあるのでオイルタンクは必要ないですが、


レギュレーターのブラケットとして残しました。
こちらもカプラーでメインハーネスから切り離せるようにしてますので、レースですこしでも軽くしたいときも、簡単楽チンあっという間にできます。


スッキリして見ていても気持ちいいです。
将来的に分離給油に戻すときも、このまま使えますし。


左が今回新規製作したメインハーネス
右がノーマルのメインハーネス
各配線は太くしていますが、見た目はほっそりスレンダーです。


少しアップぎみのヘッドライトに
張り出さないウインカー


テールライトはゴムマウントのエンデューロタイプ
ウインカーは小型のスモークレンズのをリアショック後ろに設置して、リアビューもクリーンです。



コレかっこよくない!!(個人的意見)

2021年7月22日木曜日

絶対に笑ってはいけない DT400 その4

あれま、気が付いたらもう7月後半。

ちょっとブログ放置し過ぎましたね。

インスタにはもう少しリアルタイムに投稿してます(ほんとに?)ので、

そちらもどうぞよろしくお願いします。。。


えーっと、DT400ですが、部品は揃ったので組み立てです。

エンジン組立てって特別変わったことをするんじゃなくて

淡々と、きちっと、あるべき姿に組み上げるだけです。

ということで、

完成です!!! やったね♡


これは怒られるやつだわ。



クランクをケース(ベアリング)に圧入していきます。

この作業にはクランクを引き込む道具『クランクインストーラー』ってのを使うんですが、

マニュアル通りに使うと、クランクケースにインストーラーを当ててクランクを引っ張る状態になりますね。

このまま引き続けると、ベアリングの内輪はクランク軸と共に外へ押し出される格好となり、ベアリング転動面に傷が付く可能性が出てきます。(わかる?)

本来は、ベアリング内輪を保持してクランクを引き込まないといけないのです。

これはベアリングメーカーのマニュアルにも、しっかりと記載されています。


ですので、こういうカラーを準備しましょう。

これを装着してインストーラーを当てれば、

ケースではなく、ベアリング内輪を基準にクランクが引き込めるようになります。

ちなみにこの方法、suzukiさんのマニュアルには書いてありました。

yamahaさんのには。。。。


あと、ゆーちゅーぶーなんか見てると、
ベアリングをバーナーでガンガンに炙り、熱膨張させてクランクに入れてる人がいました。

せっかく熱処理して硬くしたベアリングを焼きなまして柔らかくしてますね。

そして、ケースに圧入するときも、バーナーでケースを局所的に炙ってました。
そんなに局所的に熱いれるとケースが歪みますよ。

はい、次!


左右のクランクシールは、クランクケース合体後に入れるようにしています。
理由は2つ。

1つは、クランクが正しく装着できているか確認するため。
シールをつけると摺動抵抗が増えるので、シール装着前にクランクがキレイに回るか確認します。
正しく圧入できていれば、クランクは抵抗なくスルスルと回ります。
シールを付けてしまうと、摺動抵抗でとても判り辛くなるんですよね。

2つ目は、クランク軸基準でオイルシールを挿入したいため。


軸径に合わせた挿入治具を使って


これでナットを締上げれば、軸基準でオイルシールを圧入できます。
ハンマーでコツコツ四方を叩いて真っ直ぐ入れ込むこと出来るほど、ワタクシは器用じゃないんで。

はい、次!!


内径に焼き付きのあったキックのアイドラーギヤ
NOSを見つけたので交換します。
少しでもオイルが入り易いように溝を追加しておきました。


あともう少し!


クラッチプレートは新品交換しておきます。


少しでも軽くクラッチが切れるようにと、一枚一枚丁寧にバリ取り。



フリクションプレートも新品に交換するので同様にバリ取りしておきました。



ここまでくればもう完成目前です。


ボーリングして黒塗装したシリンダーとヘッド。
フィン先端を切削加工してラジアルフィンを強調しておきました。


新品のピストン、リング、ピンピストンは、初期馴染み性向上と低フリクション化を狙ってWPC&モリショット加工を施してあります。



これにてエンジンの組立てはほぼ完了です。
今回はオイルポンプレスの完全混合仕様となってます。


普通のことしかしてないので、つまらなくてごめんなさいね。
面白いのはゆーちゅーぶーで探してくださいな。


さて、次は電装系を組んで、車体も整備していきます。

では!