2021年8月14日土曜日

初期型メイト U5 その6

 

前回、火入れできたメイトU5

暖まると失火する症状が出てきました。

点火系かキャブレターか。

まずは点火系を疑ってみましょう。

コンタクトブレーカーの接点、コンデンサー容量、配線の接点問題なし。

イグニッションコイルかなぁとプラグキャップを抜き差ししているうちに、

キャップがポロリ。

昭和時代の夏の風物詩、アイドル水泳大会の如くポロリです。

ちょっと意味が違うか。。。

言ってみたかっただけです。。

プラグが刺さるところのゴムはヒビだらけ。

プラグコードが繋がっていたところは

中で芯線が破断していました。

コイツか、真犯人は。

プラグキャップやコードが劣化してくると電気が外に逃げてしまい、点火エネルギーが下がってしまいます。

酷いのになると、プラグキャップ表面からヘッドシリンダーに向けて火花が飛んでる!なんてのもあります。

プラグはもちろん、プラグキャップも消耗品です。

高い部品ではないので、定期的に交換してあげるのが良いです。

念のため、ストックのコイルも入れ替えてみました。

こちらは変化なく問題なしでした。


暖機後の失火は解消されましたが、しばらくアイドリングさせるとかぶり出す症状は変わらず。。

キャブレターに問題がありそう。


色々調べてると、初期型でも製造年や仕向け地でキャブセッティングがことなるようです。
カッタウェイの番手からすると、このU5は初期型の後期な様子。

付いてるジェット類は標準値。

かぶってストールしたときのキャブレターをみてみると、ガソリンで濡れ濡れ。

油面高さが高すぎて、ガソリンが染み出しているのか。

油面高さ寸法を調べてみたものの、寸法はわからず。。
とりあえず仕様の近い車種と同じにしてみたのですが。

えいやっ!で油面を下げると、今度は始動すら出来ず。ははは。


実油面を確認しながら、少しずづ変更して様子をみましょう。
ペットボトルの底を切り抜いて、キャブを乗っけてガソリンを供給してみます。


ゆっくりガソリンは溜まり、フロートが浮いたところでガソリンは止まりました。
フロートバルブは正常に機能しています。


エンジンがかからなかった実油面高さ。
ここからちょっとずつ上げていき、


この辺りで、エンジンはなんなくかかり、かぶりもなくなりました。
最初に設定した油面高さが高すぎたのが原因であることが確定です。


とても調子良くなりました。
これで納車できそうです!

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