点火時期を確認するためにヘッドを外したときに
シリンダー内壁の様子も確認したのですが、
見た目からしてお疲れな感じで、ピストンクリアランスも広がっている感触あり。
シリンダーを抜いて確認しましょう。
スパッ!!と抜ける2ストは楽チンです。
が、どうも違和感ありありなのです。
ピストン吸気側
抱き付きの跡がありますね。
シリンダー内壁(吸気側)
シリンダー下部の当りがかなり強く、クロスハッチは全体的に消失しています。
ピストンは
スタンダードサイズで
排気側
抱き付いた痕のある吸気側
どちらもしっかり使い込んだ感じあり。
その割にはカーボン付着が少ないので、近年に洗浄された感じでしょうか。
ピストン外径:Φ69.948
シリンダー内径(最大):Φ70.154
ピストンクリアランス:0.206mm
なんとまぁ摩耗限界値の2倍。。。
でもって、これがシリンダーを外すときに感じた違和感。
シリンダー下部のピストンクリアランスがほぼゼロで、ピストンが引っかかるんです。
熱の影響か、はたまたシリンダーを落としたのか??
どの時点でこうなったのかはわかりませんが、
このまま使い続けるには全く良くありません。
オーナー様にご報告して、オーバーサイズ加工が決定です。
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