2022年5月1日日曜日

DT1の整備 その9 歪むキャブレター


DT1の純正キャブレター

シリンダーにナット2個で取り付けるタイプです。
調子が悪くなると、みんな二次エアを疑い、このナットをギューギュー締め付けるんですよ。


キャブレターって意外と柔らかい素材で作られているので



フランジが簡単に歪むのです。

二次エアを直すつもりが、さらに悪化。

酷い場合は、キャブボディ全体が歪んでスロットルが戻り難くなったすることもあるので、バカ力で締めるなんて以ての外です。


歪んだフランジを修正し、Oリングも新しくします。
このOリングが硬く縮み、フランジ面と同じぐらいに潰れているのも多いです。


新品Oリングにして、これくらいフランジ面から出ているのが正解。


取付けナットは、セルフロックナットに変更します。
そして、二次エアを吸い込まないギリギリの手加減で締め付けましょう。

『何も考えずにバカ力で!』

はダメですよ!!!





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